FC2ブログ

基礎断熱_02 

基礎断熱その2です。
木造住宅で1階床の断熱は2通りあり、今回のように基礎に断熱を施す「基礎断熱」、もしくは1階床に断熱を施す「床断熱」(一般にはこの工法が多いです)があります。それぞれ利点欠点がありますが、今回は基礎内をチャンバーとして空気を流すので基礎断熱工法を採用します。これは外部から90㎝までを断熱材で施工する、という方法です。固定はボンドで行います。
写真の水色の板状のものがスタイロフォーム(断熱材)です。
ここで写真をよく見ていただくとわかるように、それぞれのスタイロフォームに番号が振ってあります。これは図面から正確に大きさをはかり、事前に場所ごとにスタイロフォームを切っておくのです。こうすることで隙間なく正確に断熱材が敷かれます。しかも事前カットなので、工期も短縮されます。
今回の現場は、1階の面積約50㎡ですが午前中で終わってしまいました。
2010_金山邸67_02_convert_20201118103156
職人さんによってそれぞれ設置されるスタイロフォーム。

2010_金山邸76__convert_20201118103601
2010_金山邸86__convert_20201118103623
ほぼ、引き終わりました。

さて、工程は前後しますが丁度スタイロフォームを引くとき、もう一方の職人さんは基礎の気密パッキンと、金物設置をしてくれています。この金物が非常に重要です。HSフレームシステムと言うもので、有名な建築家の方々、公共の建物でも採用されています。
HSフレームシステムについてですが、そのカタログからの抜粋ですがとても合理的な考え方で製品化されてるようです。フランチャイズになっているわけでもないし、ライセンス料を払うものでもないらしく個人住宅でも使えるシステムです。
以下、抜粋です


従来の木造工法では、接合部の仕口加工で断面欠損が耐震化を図るうえで大きな弱点となっていました。特に、通し柱での断面欠損が大きく過去の大地震でもこの部分で曲げ破壊が発生し建物が倒壊する事例が多く見られました。一方HSフレーム仕口は断面欠損が小さいので耐震化を図ることが可能となりました。また、HSフレームシステムは熟練した技術がなくても簡単に精度よく施工することができ、工期短縮にもつながります。


その通りだと思います。
HSフレームシステムと基礎とのジョイントいわゆるホールダウン金物(柱脚と基礎を固定する金物)の位置が大変重要だということを前述しましたが、熟練した技術は不要でも注意深く正確な工事が必要だと感じました。
2010_金山邸53__convert_20201118110059
金物を設置しているところ。

2010_金山邸74__convert_20201118110226
金物が設置され(この上に柱がジョイントされていきます。)基礎パッキンも設置されました。

以前は基礎パッキンは基礎内の通気のためメッシュ状のものを使いますが、今回はここも気密性を上げます。
その代わり、基礎内はチャンバーとして空気は常に動きますので基礎は乾燥した状態が維持されます。

次回は基礎内に設置される空調機械、およびダクト工事のご紹介をいたします。






スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://atelierodk.blog25.fc2.com/tb.php/121-4ac89734